人には得手不得手があり性格も千差万別ですから、社長を務めている人がすべて同じ性格を持つわけではありません。
ただ経営者に向いている性格や特徴というのはある程度重なる部分もあります。
先天的な性格上これに合った人もいるでしょうし、人生を送る中で後天的に身に着けた人もいるでしょう。
この回では成功する経営者に向いている性格や特徴を挙げて見ていきますので、自分に重なる部分があるかチェックしてみましょう。
重なる部分が少なくても、これからの努力で近づけていくことは可能なので、気軽な気持ちでご覧くださいね。
目次
■決断が速い
経営者は会社の先行きを決めるかじ取りの役割を担わなければならないので、常に判断を求められます。
何をするにも社長が判断しなければ企業運営はままなりません。
社員であれば言われたことをすれば無難に生活できるでしょうが、社長に指示をする人はいませんよね。
社長が必要な決断を素早くできなければ、他社に先を越されるなどして儲けを得ることができなくなります。
成功している社長は正しい情報や経験などから、必要な判断を素早く下すことができる人が多いです。
思慮深く何事も時間をかけて慎重な判断をする人が悪いというわけではありませんが、経営者に向いているかどうかは別の問題です。
■失敗を引きずらない
何も失敗を経験せずに成功を勝ち取った経営者はまずいません。
みな苦しい思いをして失敗を重ねてきたからこそ今の地位があるのです。
一部の従業員は一度の失敗でへこんでしまい鬱気味になってしまう人もいるようですが、それでは社長業は身が持ちません。
精神的なタフネスが無ければ厳しいビジネス社会を生き抜いていくのは難しいでしょう。
迅速に判断を下さなければならない経営者はそれだけ失敗も重ねますが、それが経験となり次につながると知っています。
トライ&エラーを繰り返しながら社長としての資質を強めていくことで、望ましい経営者像が出来上がっていきます。
■休みたがらない
従業員は何かにつけて休みたがる人が多いと思いますが、経営者は基本的に休むという意識を持っていません。
もちろん肉体的に疲れを感じれば休息を取りますが、目線はいつでも会社経営に向いているので、週末や祝日なども必要があれば関係なく仕事をこなします。
休んでいる時間がもったいないと感じたら、経営者の素質があるといって良いと思います。
他人のビジネスのために働く従業員と、自分のビジネスのために働く経営者とでは行動力に大きな差が出てきます。
■ポジティブ思考である
ポジティブ思考、ネガティブ思考の考察は巷でもよくされるところ、ネガティブ思考の経営者で成功した人はほとんど聞きませんね。
後ろ向きの姿勢で会社を経営するということ自体が想像しにくいのですが、展望があるからこその企業経営ですから、社長としては未来の展望を半ば無理やりにでも作っていくのが仕事と言えます。
現状で不安要素があるのなら、その不安を断ち切るために何が必要かを考え、実行する決断力、行動力こそ経営者に必要な資質です。
■流行りに敏感に反応できる
流行に敏感であるというのは流行りに流されるということではありません。
経営者は世間や市場の大きな潮流に常にアンテナを立てておきたいものです。
いますぐ自社のビジネスに直結することではなくとも、新しく仕入れた情報や知識はアイデアやひらめきを起こす材料となるので、常に流行りに敏感でいることは時代に乗り遅れない企業経営をする上で必要な姿勢です。
■成功への信念を強く持っている
安定した生活を捨てて独立し経営者を目指すと決めた時、多くの人は孤独感にさいなまれると言います。
身近な家族も不安定な身分となることに反対し、友人らも「やめておけ」と足を引っ張ります。
それでも自分を駆り立てるのは、成功するのだという強い信念と自分を最後まで信じ抜く精神力です。
実際に成功して安定的にお金を稼げるようになるまでにはかなり時間がかかるので、数か月から長ければ数年間はそのような孤独感と戦うことになるでしょう。
決してあきらめないネバーギブアップの精神が持てれば、たった一人の戦いでも諦めずに前に進めます。
■独創性を持っている
社長業は独創的なアイデアやイメージを持つことが成功のカギとなるので、人と同じことをしていたのではいつまでも二番煎じで大きな成功を掴むことはできないでしょう。
といっても0から1を生みだすことはとても難しいことです。
天才的なひらめきで発明品を生み出すようなごく一部の特別な人はそれができるのかもしれませんが、一般の会社の社長はそこまでの特別な存在ではありません。
世間を広く見渡してアイデアの元となる情報や人物、素材などを見つけ、そこに自分の独創性を付け加えて新たな価値を生み出していければ、一般人でも社長になれるチャンスが十分に生まれます。
■自分のモチベーションをコントロールできる
ある芸能人が「自分の機嫌は自分で取る」と発言したことで一部の視聴者から称賛の声が上がったことがありました。
現在すでに社長業をしている人の多くはこれを聞いて「その通り」と納得するのではないでしょうか?
人に言われないと動けないようでは経営者は務まりません。
自分のモチベーションは自分で上げてコントロールしていくことが難なくこなせないと、継続して経営を続けていくのは難しいでしょう。
■信用を重視する
ここからは精神的な側面から、より経営の実務面を意識した特徴を見ていきたいと思います。
会社経営をするにあたっては当然「儲け」を意識しなければなりませんから、社長としては多少がめつさをもってでも利益を掴みとっていく姿勢が求められます。
ただ会社経営は短距離走ではなくマラソンのような長距離走をイメージする必要があり、目先の儲けに目がくらむと経営を持続するのが難しくなることもあるので注意が必要です。
儲けも大事ですが、それよりも大切にしたいのが「信用」です。
会社経営では仕入先など多くの取引先と関係を持ちますし、消費者の信頼を継続して得ていかなければなりません。
一度信用を失ってしまうと再び取り戻すことは難しく、目先の儲けを追及したためにつぶれてしまった会社は数多く存在します。
ビジネスを構築する相手とは常に誠実さを持って付き合う意識を大切にしましょう。
■良い借金と悪い借金の違いを知っている
会社を経営するにあたり資金面の問題は常に経営者を悩ませます。
一般消費者の場合、基本的にはできるだけ借金をしない生活を送ることが推奨されると思いますが、これは消費的借金であり、そこから何も生み出すことが無いからです。
例えば食べ物を買うために借金をしたとします。
買った食べ物を消費してしまえばそれまでで、後に残るのは借金返済の債務だけです。
一方、子どもの将来のために組む教育ローンなどは、将来に大きな価値を生む教育に対する投資ですので適切なローンを組むことは「良い借金」としてむしろ推奨されます。
会社経営においては、必要な場面で資金を調達し、これを原資にして会社を発展させていく必要があります。
ポジティブに働く借金は「良い借金」として必要な時に実行できるようにしたいものです。
■経理や会計に強い
これは必ず必要な資質というわけではありませんが、経営者の中には経理や会計など数字面に強い人が一定数います。
会計経理に通じていると、自分の会社の状態をお金の面から把握することができるので、安定した経営をしやすくなります。
中規模以上の会社になると本業と経理を同時に自分だけで行うのは難しいと思いますが、一人経営の会社や個人事業などであれば十分可能でしょう。
むしろ会社立ち上げ当初は経理を任せる社員を雇う余力が無いので、自力でやっていかなければならないことも多いと思います。
簿記検定を受けるための勉強をしたり、経理に関する勉強会に積極的に参加するなどして会計経理に関する知識を自ら付けていく姿勢が推奨されます。
■従業員との付き合いが上手い
経営が軌道に乗ってくると一人では手が回らなくなるので人を雇うことになります。
従業員はいくら頑張っても経営者の目線を持つことはできないので、積極性が感じられないなど社長としては嫌な部分も見えるとは思いますが、それは仕方のないことです。
従業員は従業員として最高のパフォーマンスをしてくれればそれで良いので、社員とは上手に付き合い共に会社を盛り立てていくようにしたいものです。
■ビジネスプランが明確
特に起業当初は事業を軌道に乗せるためにも、また必要な資金調達をする上でもビジネスプランを明確に描けることが重要になります。
これができないと金融機関から創業資金を調達することが難しくなりますし、自分でビジネスの展望を描けなければ中途半端な起業で挫折してしまいます。
ただビジネスプランの構築は一般の素人がすぐにできるわけではないので、経営支援を行う専門家などにアドバイスを受けることが推奨されます。
■良い指導者がいる
自分が勤めていた会社と同業種で独立するなどの場合はある程度のノウハウを有しているので有利ですが、そうでない場合は一から立ち上げていく必要があるので難度が高くなります。
そうした場合でも経営に関して相談できる指導者がいれば、成功に最短距離で近づくことができます。
地元自治体が運営する起業家支援機関や、最近ではネット上でも経営支援サービスを提供する元経営者などがいるので、指導役をお願いできる人材がいれば活用するのも手です。
■まとめ
この回では成功する経営者に向いている性格や特徴について色々と見てきました。
今現在のご自身と重ねてみて如何だったでしょうか?
一致する部分もあれば重ならない部分もあったかと思いますが、重なる部分が少なかったとしても落ち込む必要はありません。
本人の努力で少しでも経営者の素質を身に着けていくことはできますし、良いビジネスパートナーや支援者がいれば、自分に足りない部分を補ってもらうこともできます。
あまり一喜一憂せずに、経営者ライフを楽しむ気持ちで頑張っていきましょう。
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